粗大ゴミで原付処分はできるのか
原付は自動車のように大きくはないため、粗大ゴミとして廃棄できるのではと考える方がいます。
しかし基準は各自治体ごとに決まっており、その中に原付処分は含まれません。
原付は所有者が登録されており、廃車手続きをした上で車体を廃棄する必要があります。
手続きにはナンバープレートや標識交付証明書に加えて、本人確認書類および印鑑を各自治体窓口に持参します。
必要書類について自治体ごとに若干の違いがあるので、ホームページなどで確認すると手間が少なくて済みます。
ただし役所窓口への届出は廃車の手続きに過ぎず、車体を廃棄するには別のルールに従わなければいけません。
処分にはいくつかの方法が考えられ、動く場合は廃棄ではなく譲渡が可能です。
一方動かない場合は、廃車や廃品回収を専門に扱う会社を探すと良いでしょう。
いくら自分で原付を解体して、タイヤやバッテリーなど各バーツに小さく分けても粗大ゴミとして原付処分することは違反ですから、やめましょう。
書類なしの原付処分方法
原付を処分する場合、基本的に市役所に出向いて必要書類を提出し、ナンバープレートを返却することで手続きが完了します。
廃車手続きの際には原付を購入したときに発行された標識交付証明書が必要となるのですが、場合によっては標識交付証明書がないケースも考えられます。
もしも標識交付証明書などの書類なしの場合にはどのようにして原付処分を行えばよいのでしょうか。
まず標識交付証明書がない場合ですが、自賠責保険の証書があればこれで代用できます。
自賠責保険の証書もないという場合には、登録した市の市役所で申請を行うことで無料で再発行してもらえます。
またナンバープレートがない場合も市役所で手続きを行うことで再発行してもらうことができます。
盗難等の理由でナンバープレートがない場合には、事前に警察署で盗難届けを提出しておくとより安心です。
書類なしの場合でも市役所などで再発行してもらうことで、原付処分の手続きは可能なので、落ち着いて対処しましょう。